もっと早く言ってください!
学びの場の価値を高めるプラットフォームを提供する、
FLENS(フレンズ)株式会社の社長・大生 隆洋のコラムです。
ICTを活用し、教育の新たな価値を生み出すことに挑む、その想いを語っていきます。
30代になり、管理職も板についてくると、私の指示が直前だったり、急だったりしてスタッフから「もっと早く言って下さい!」と怒られることが時々ある。この言葉はなぜか、ずっと違和感があった。
「もっと早く言ってください!」と言われた瞬間、私は、頭の中で「いや、このチームの中では一番先に言ったの、オレだし、誰もオレ以上早くそのことに気づけた人いないんだから・・・」と思ってしまう。屁理屈かもしれないが、言われるたびに思ってしまう。まあ、直前に急に指示をする私が悪いのは百も承知の上でだけど。
そもそも、私は、上司やスタッフに対して「もっと早く言って下さい!」ってみたいに責めて言った記憶がないように思う。いつも顧客などの反応や、上司やスタッフの行動に関心を持っていれば、大抵の場合、上司よりも早く気づき、提案や具体的な行動できるし、何か突発的に言われた時でも、それなりに準備はできているのでストレスなくすぐに行動が起こせる。つまり、いつも自分のパフォーマンスに影響しそうなことに対してどれだけアンテナを張って、かつ準備していられるかが大切なように思う。
他者の突発的な言動を、相手のせいにする考え方よりも、どうしたら相手と同じ視野で世界を見ることができるかを考えた方が面白いように思う。上司やスタッフのせいにしてしまうのは自分の人生を自分で歩いていない気がして好きではない。想定外も想定内、そんな生き方がしたい。